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山あいで狩猟採集生活を目指す野楽生(のらぶ)のあしあと

野楽生れば

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鹿バラ肉角煮
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    年の暮れも迫る師走、一頭の鹿を獲った。

    その鹿は立派な角をもった大きな躰(からだ)、たてがみのような毛で頸まわりを覆う、歳を経た雄鹿だった。夜の家路の道脇にゆうゆうと身を休め、車の中からおれたちが見ていてもあわてることなく、静かな目をしていた。何度もそんな姿を見知っていたかれが、その日はどこか奇妙に見えた。動きが異状だった。いつものように車に気づいてもあわてることなく、しかしトコトコと歩く姿がモノでも憑いたようにおぼつかない。ゆっくりと走らせるおれの車の前を歩き続け、ひょいっと道をはずれたかと思ったら罠にかかってしまった。
    このくらいの大物だと罠から脱出することもあるのだけれど、かれの動きは“呼んでいた”ような、そんな気がして、どうしても心から消えなかった。

    “ われを狩れ 
     わが生きてきた時間をひきとり
      この大地の一部たれ ”
    ほんものの狩人ならば、そんな歌を聞きとったのかもしれない。

    翌朝ふたたび行く。大きな、色の濃い雄の鹿。槍とナイフを使って止めを刺す。ちからが抜けきって不動となったその姿は、奇しくもいつも見かけていたときのゆうゆうとした座像だった。息絶えるまで、ひと声もあげることはなかった。

    鹿たちは美しく、つよく、自然(やま)そのもののように偉大な存在だ。
    おれはかれらに恥じぬよう生きて、それを敬意のあらわしとしてゆきたい。

       >>◎=++―○●―++=○<<


    持ち寄り忘年会に向けておかマタギが料理をしてくれる。料理が苦手なおれは囲炉裏の火力の調整などの裏方にまわる。
    献立はパラ肉の角煮だ。沖縄ではラフティーといわれるような角煮を、豚ではなく鹿で作る。

    鹿のバラ肉はさほど厚みがない。柔軟で強靭そうではあるものの、見た目のボリュームには欠ける。しかし今回の鹿は大きな体をもっていた。バラ肉も結構な厚みがある。


    フライパンで片面ずつ、丁寧に焼く。


    焼き終えたら鍋に移し、にんにく生姜を入れて水で煮る。弱めの火でじっくりと煮てゆき、汁が少くなったらまた水を足して煮続ける。二時間を経過して一日目は終わり、翌日また二時間を煮ながら味付けの仕上げをする。


    現在煮込み中。出来上がるのは明日だけれど、兎肉の時と同じく美味しいご馳走になることまちがいなし。
    忘年会に集う皆さんにしっかりと堪能してもらい、野生のいのちを受けついでいってもらえれば、嬉しく思う。

    ※関連記事
    続、鹿解体・前編   (2008.11.08)
    罠という狩り   (2008.10.14)
    槍作り、完成   (2008.10.09)
    槍の柄作り〜野生の狩人をめざして   (2007.11.16)
    | 料理 | 20:25 | comments(6) | trackbacks(0) | - | - |
    コメント
    な、なんかすごい生活してますね。そういえば、日本で始めて野生の鹿を見たのが(奈良公園は除く)国道399号だったと思いますが、このあたりは野生の鹿が多いんでしょうか。今いる辺りは四国の一番西なんですが、山間部にはかなり鹿がいます。ドライブ中に何度か群れを見ました。

    四国というと、ニホンカワウソが有名です。個人的にはニホンオオカミと共に、まだ絶滅していないのではと考えていますが、まだ出会えていません(あたりまえ!)。茨城にいたときも福島にいたときも、そしてここでも野生の動物を見るために夜間のドライブに出かけますが、先日は生まれて初めて野生のムササビを見ることができました。

    お時間ありましたら、遊びに来てください。
    | スニェーガ | 2008/12/25 10:45 AM |

    奈良公園の鹿は野生ではないですものねぇ。
    野生動物を「見ない」のがふつうの世の中になってしまって、これは生きものの歴史からみるとモノオソロシイことなのですが、おれもそんな都会で生まれ育ったひとりです。12歳の時、関東平野の端っこの山の端に引越した第一夜は静かすぎて寝付けないほど、自動車の暴音に馴れていました。

    このあたりに元々多いのはかもしかでした。しかし戦後牛肉嗜好の者たちに乱獲されて絶滅に瀕し、周知のように天然記念物になっています(かもしかは牛科ですから)。その後平野部や丘陵地帯で暮していた鹿たちが生息条件を壊されて、だんだんと山間・山岳部に移り棲んできました。三十年位前は鹿なんてちっとも見かけなかった、と地元の鉄砲打ちが言っています。
    いまでも、猪が大量に移動してきたり、しかし過密で病気が流行って激減したり、やまの生態は安定しているとは思えない気がします。人間(ジンカン)の影響が、バランスを保つことを困難にしています。


    四国においても狼は人と縁の深い存在ですね。犬神ってご存知ですか? 四国には山の民とともに犬神の伝承がのこっていると聞いております。いにしへの血が濃く残っている土地なのだと推察し、ぜひおとづれてみたい場所です。
    おれの住むこの山岳地帯は狼への尊崇が最近まで残っていた土地で、それもあって気に入っているのですが、さてかれらが生き残っていたとしても現代の人には知られることなく生き抜いていってほしいものです。

    この弓の島で百数十年前から特に狼が敵視され、殺戮されて絶やされました。同じ様に更に北の大地でかれらは懸賞金を懸けられて殺しの対象とされています。
    最近は熊に対しても敵愾心を煽る操作が奔流し、人はけものたちをいたづらに恐れ敵視します。すべてを己の欲に見合うように変えようと、あのマイダス王のように触れる物すべてを金に変えていく愚かさと悲しさを体現しているのがこの人間社会のような気がしてなりません。
    命を管理し操作する人間の営みがどのような世界をつくるのか、都会に満ちている現状を見れば見抜けると思うのですが。

    命は自由であってこそいのちです。“狩人こそ自然の守り人だ”ということばのゆえんがここにあります。自由の(野生の)いのち同士の交流が、本来の生きる道であり、生きかたの道標だと思って、未熟ながらこのような生活をしています。

    四国の西の端、ぜひ遊びに行きたいと思いますので、そのときはよろしくお願いいたします。 スニェーガさんのメルアドをこちらにメールして教えていただければ四国行きのときに連絡しますので、よかったらお願いします。
    | 大口のま | 2008/12/25 3:55 PM |

    早速のお返事、どうもです。


    メールアドレス、どうやってお知らせしたらいいかよくわからなかったので、大兄のもう一つのHPからメールしてみます。
    | スニェーガ | 2008/12/25 7:22 PM |

    メール無事受領しました。ありがとうございます。こちらからもメールしますね。
    | 大口のま | 2008/12/26 9:14 AM |

    少々遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。

    生まれてはじめて四国で正月を迎えました。ここは南予と呼ばれるところで、一年中半袖で過ごせると思っていましたが、甘かった!大晦日から新年1日まで、雪が降ったりやんだりの天気で、町の周りにある山の頂上付近は真っ白になりました。

    とはいえ、そちらよりは確実に暖かいと思いますが。2年前の11月、数年ぶりに軽井沢や小諸をまわり、秩父経由で帰りましたが、とにかく寒かったのを覚えています。寒い日が続くと思いますが、ご自愛ください。
    | スニェーガ | 2009/01/02 9:39 PM |

    スニェーガさん、今年もよろしくお願いいたします。
    まだメールも書いてなくてすみません。年末年始は余裕がなくてゆっくりパソコンに向かうことができませんでした。

    今年は去年に続いてわりと暖かい年越しで、雪も少し降っただけで、今はほぼ溶けています。ですが伊予に比べれば間違いなく寒いでしょうね。泥縄式の薪集めがたたって春まで気が抜けません。
    四国も山国ですから雪はけっこうあると聞いてはいました。でも海の恵みで暖かい空気は常にあるのでしょうね。海もいいなぁ。

    とまあその日々々々をえんやこら過ごしている毎日ですが、そのうちメールも書き、屹度訪問しますから気長にお待ちください〜。

    この一年、良き年となりますよう、祈念。
    | 大口のま | 2009/01/07 7:10 PM |

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