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山あいで狩猟採集生活を目指す野楽生(のらぶ)のあしあと

野楽生れば

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栗の実 栃の実 山椒の実
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    地元の山から栃の実を採って栃餅を作っているやまんばさんに、栃のアク抜きを教わりたいと思いながらなかなか叶わなかったここ数年。今年やっと栃を拾うことができました!

    なんともうかつな話で、家からすぐ近く、しょっちゅう薪を採りに行っている場所に立派な栃の樹が立っていた。他の木が茂っていて葉が見えなかったこともあるけれど、木肌で樹種を判別できていないことかくの如し、まだまだやまのことを知らなすぎる。
    栃だ! と気づいときはすでに遅かったようで、実は殻を残してなくなっているものがほとんどだった。鹿が食べ虫が喰い、収穫といえるものはほとんど無かった。

    栃は一本しか見あたらないけれど(いまのところ)、栗の樹はたくさんある。現に薪にしているのは枯れて倒れた栗の樹がほとんどだ。栃の実の殻が落ちている周辺には沢山の栗の実が落ちていて、こちらは中身がちゃんとあった。栗は栃よりも少し実りが遅いようだ。


    栃の葉っぱと、小粒の実と殻。


    傾斜のきつい山々では、距離は近くても実りの時期にむらがある。標高によって気温はかなり違うし、日の当たり具合も大差があるからだ。別の場所の栃の実はまだ遅くないかも知れない。自宅付近は来年以降の楽しみとして、今年の収穫をまだあきらめたわけではない。


    通っている整体道場で知り合った青年が遊びに来た。かれの容貌と雰囲気からおれが受ける印象は、ブレーズ・サンドラールの青年時代といったところ。サンドラル法師(ぼうし)とあだ名する。
    サンドラル法師は山暮らしに関心を持ってくれたようで、今回一泊滞在していく。重い薪を運び出すのを手伝ってくれ、一緒に栗と山椒の実を採り、祭りに向けてちょうど始まった獅子舞の練習にも参加した。翌日、運んできた薪を鋸で切り斧で割ることも体験する。なかなか筋がいい。

    さて、栃の話である。
    前々から大きな栃の樹があると見当をつけている場所へ、サンドラル法師もつれて出かけていく。我が家のある山の裏側に谷になっている場所に、大きな栃の樹があることを数年前に歩いていたとき見つけたのだ。尾根越えをして歩いていくとずいぶん時間がかかってしまうので、今回は車を使って山をぐるっと周って行く。

    谷の北西、つまり南東を向いている斜面を歩いていく。思っていたよりも沢山の栃の樹があったが、うちの近くのものよりも黄葉がすすみ、落ちているのは殻ばかり。うちより大きな殻が目立ったのは、日当たりの違いだろうか。
    太いもの細いもの、栃の木が続く谷間をさらに登り進んで行くと、まだ葉が青い大きな栃の樹があった! 中身の詰まった実も沢山落ちている。やった! 栃の実拾いがやっと実現した。 

    いろいろな木の枯れ葉に実が落ちている。殻だけのものも多いけれど、中身が入っている殻の外側は鮮やかな黄土色で、一両日ちゅうに落ちたもののようだ。鹿の足跡が多いことからも、採りごろの時期は数日から一週間前だったかと予測する。今回はぎりぎり収穫に間に合ったというところか。
    標高が低く暖かいところよりも、上に登った気温の低いところのほうが実りがおそく、落ちるのもおそいようだ。

    サンドラル法師が一本の木の枝で枯葉を分けている。真似しておれも枝を使う。手を使うと一度に大量の枯葉を動かしてしまい、混じっている栃の実を見落としてしまうが、細い枝で書き分けると葉っぱの隙間から丸い実が顔を出す。これはいいやり方だ。薪割り斧の振り方も短時間で上手になっていたし、サンドラル法師は山に暮らす本能が発達しているのかもしれない・・・?


    栃の実。


    山椒採り。


    山椒の実。


    栃の実拾いを終えて夕方、地元の手打ちうどんのお店で天ぷらうどん・カレーうどんを食べた。天ぷらはおかみさんが今朝採ってきた地のもの。
    このお店でもやまんばさんの栃餅を置いているけれど、いつもすぐ売切れてしまい手に出来ないことが多い。この日も売り切れだった。
    しかしサンドラル法師が来た日おれはやまんばさんのお店で買い物をし、そのとき栃餅を貰っていた。店に入るなりにこにこ笑って「ちょうど残っていて自分が食べようかと思っていた」と言いながらやまんばさんは二個の栃餅を持たせてくれた。我が家でお茶を飲みながら半分個の栃餅を食すサンドラル法師、かれに山の幸は味方したようだ。

    うどんを完食して店を辞し、小雨の振り出すなかを、かれは峠を越えて帰っていった。


    栃の実はまず水に漬けて、虫が喰っているものを選別する。
    その後あく抜き作業をやまんばさんに教わっていきたいと思う。今回たくさんの量が採れたわけではないけれど、練習用としてはちょうどいいかもしれない。
    また記事に書いていきたいと思う。


    ※ブレーズ・サンドラール Blaise Cendrars はフランスの詩人。若い頃に旅に出て以来世界中を放浪する。
    アフリカの呪い師たちとともに過ごした時間から生み出された詩を原作に「影ぼっこ」という絵本がある(原題SHADOW サンドラールの詩の題はLa Feticheuse(魔法使い))。おれのお気に入りの絵本のひとつ。ぽるぷ出版から発行されています。
    | 山菜・野草採り | 10:22 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
    コメント
    ありがとうございます。
    素敵な体験でした。
    沢山のエネルギーをご馳走と山から頂きました。
    持ち帰った栃の実は机の中です。
    引き出しを明ける度、山のくらしを思い出せるように。
    | サンドラル法師 | 2009/09/29 9:32 PM |

    サンドラル法師、コメントありがとうございます。すぐ返信できなくてすみません。

    滞在中いろいろ手伝ってくれてありがとうございました。あの後雨の日が続いたので、一緒に運び割ってもらった薪があって助かってます。
    栃の実は水に漬けて数日立ちました。食べられるようにして、また報告しますね。

    またいつでも遊びに来てください。薪割りまだまだお願いします。また、今度は山の中をもっと歩いてみましょう。いろいろ発見があると思いますよ。
    そして次回はラーメンに間に合う時間に行きましょう。別のお店でそばも美味いし、ボリュームたっぷりの田舎うどんのお店もあります。

    それでは、まずはまた道場で。
    | 大口のま | 2009/10/04 2:06 PM |

    (^−^)

    おげんきですか?

    山々はきれいな紅葉がはじまっているのでしょうか?山の恵みを日々の生活で感じることができるのはとても素敵ですね。

    こちらは学校で新型インフルエンザが大流行でいつうつるかとひやひやです。
    明日の参観日も学級閉鎖になるのか微妙なところです。

    寒さ厳しくなってきます。お元気でね!



    | みぃ | 2009/10/23 4:25 PM |

    みぃさん、コメントありがとうございました。

    こちらはだいぷ空気が冷たくなって、いつもより寒さのやってくるのを早く感じています。紅葉もだいぶ盛んになってきました。
    天気がよくてあたたかいうちに、薪をたくさん集めておかねば・・・

    この山村にもインフルエンザにかかった人が数人いるそうで、交通流通隈なき時代だなぁと、わかっているものの改めて感じたりしています。
    でも、ウィルスがきっかけにしても、風邪をひくのは良いことなんですよね。身体のなかにある疲れやなんかを掃除して、あたらしく模様替えしてより気持ちよく過ごしていけるための、自然の反応ですから。風邪もひかないくらい体力(身体がもっている能力)がなくなってきてしまったらこれは大変なことで、熱をだし嘔吐し身体ががんばるのですから。学級閉鎖したらしめたもので、子供との時間を存分に楽しんでください(^v^)

    みぃさん家のブログ、なんかかんかと時が経ってしまってまだ拝見していないのですが、見ますねっ。楽しみにしています。

    また近いうちにお会いしましょう。朱音ちゃんによろしく〜。
    | 大口のま | 2009/10/23 11:37 PM |

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