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山あいで狩猟採集生活を目指す野楽生(のらぶ)のあしあと

野楽生れば

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囲炉裏の暖
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    囲炉裏を使い始めるにあたって、様々な期待と目論見の他に、不安もあった。
    まっ先に気がかりだったのは煙のこと。いままで使っていた煉瓦製自作暖炉には煙突がもちろんついているが、焚口(薪の投入口)のふた作りに失敗して結局煉瓦を積み重ねただけでふたにしていたから、上手く燃えない時は煙が逆流してきて結構煙かった。囲炉裏は煙突なしの室内の焚き火だから、煙さもさることながら、煤や灰による影響であちこち黄ばんだり汚れたりするのではないか。昔は煤ばらいと言って年に一度家具を大移動させて大掃除をしていたと聞くが、さてその汚れ具合はどの程度だろう。
    今のところ煤による汚れは気になるほどではない。もともと囲炉裏とともに時を過ごしてきた家の梁や柱はすでに真っ黒で、新参の煤による色付きはむしろ違和感を感じさせない。灰の汚れも、朝、机の上を拭けばその他に目立って困ることはない。
    煙さは、燃えが悪いときはそれなりに煙が出て天井近くに白霞がかかることもあるけれど、立っている時意外はさほど気にならない程度だ。
    煙り出し穴を大きくすることや囲炉裏の真上に変形的な布製もしくは紙製の煙突を作ることも考案中であるが、なにより燃し方がもっと上達するだろうから、まだ様子を見ている段階である。なにしろ、火を燃すのが毎日のことである。すでにおかマタギ考案の「井桁燃し」など、効率良い火の焚き方をいくつか考えついていて、いづれ詳しく記事にして、囲炉裏や焚き火の経験者からコメントいただいて交流できたらと思う。

    煙以上に心配でかつ深刻のなのが、暖房能力のことだった。
    囲炉裏はそんなに暖かいのか?
    実際に囲炉裏を体験したことの無いおれにとって、素朴だが重大な疑問であった。もし充分な暖をとることができなければ、暖炉と併用するか、囲炉裏をあきらめることも覚悟していた。

    これは完全に杞憂だった。
    囲炉裏は充分暖かい。
    たとえば、昼間のあいだ外出した日に、とっぷり暮れた寒い中を帰宅して初めて火をおこしたことがあったが、4℃だった室内温度が14℃以上に昇るまで着火後15分ほどだったろうか。囲炉裏は火をつけるのと同時に体があたたまるのがいい。以前の、保温を効かせようとかなりの厚作りにしていた煉瓦の暖炉は、温まるまでに時間がかかってなかなかたいへんだったのだ。
    室温が15℃を超えることはあまりないが、光、遠赤外線による体感温度はさらに高いだろう。やわらかく染み入るような熱が、ぬくくて心地いい。室内空気より先に体が暖まり、、なにより足がしっかりと暖まることは、体の芯を熱してくれる。
    そして暖炉に比べて、燃料が少くて済む。ただ少いだけでなく、燃料にできる燃し木が多様だ。枯れ落ちた枝の細いものも、焚き付けとしてだけでなく立派な煮炊きの役となる。太い薪も、斧で割ってちょうどいい大きさにすれば煙ることなく燃せる。
    暖まるにも煮炊きするにも、直火は無駄がない。

    囲炉裏を使い始めたことを近所のひとなどに言う機会があると、囲炉裏経験者のひとは口をそろえて「囲炉裏はあたたかいでしょう」と言う。煙を気にしていたおれは「煙いでしょう」という返答がありはしないかと内心ヒヤヒヤものだったのだが、これは歓迎すべき予想はずれであった。

    夜、調理も終えてしづかに燃えている囲炉裏の火は、やがて積みあがったオキを残して完全に消えるが、この山をを火ばさみで掻いでひろげると酸素を得たオキの熱が赤く発光する。やわらかい暖を、ここでまたもらえる。この熱で手や足を暖めてから、床に入って一日を終える。


    ※関連記事
    物々交換           (2006.11.29)
    囲炉裏 工夫         (2006.11.28)
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    | | 22:55 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    コメント
     こんにちは。当ブログでは大事な言葉をいただき、誠にありがとうございました。非公開コメントだったので、こちらへ返事させていただきました。
     いずれも大事なメッセージですね。多くの現代人が忘れかけているのではないかと思いました。
     僕も、日々心がけていきたいと思います。ありがとうございました。
    | senang | 2007/02/16 9:51 AM |

    senangさん、こんにちは。
    ブログ記事への直接のコメントというわけではなかったのですが、【極楽】を目指す世界観と重なるものだと感じました。非公開コメントで失礼いたしました。

    どんな行為も行動も、個人のおもいがまずあってのあらわれだと思います。手段も様式もそのひとの精神を乗せるからこそ、自然であり、意味とちからをもつのです。

    個人を尊び神聖なものだとわかっていることが、個々同士むすびついている世界の全てを大切ですばらしいものへとしていくはずですが、現代という人間世界は本末転倒で構築されてしまっていますから、ひとびとが足元を見失い、なにごとにせようろたえてしまいやすいのですね。・・・現代、と言っても、ずいぶんと以前からこうなっているのですが。
    まず自分と、自分の身近なものをおもって始めることが、小にも大にも大切なことだと思います。

    お返事ありがとうございました。
    | 大口のま | 2007/02/22 8:50 AM |

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